)中学学習指導要領 「歴史分野」1目標

1)歴史的事象に対する関心を高め、我が国の歴史の大きな流れと各時代の特色を世界の歴史を背景に理解させ、それを通して我が国の文化と伝統の特色を広い視野に立って考えさせるとともに、我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる。

2)国家・社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物と現在に伝わる文化遺産を、その時代や地域との関連において理解させ、尊重する態度を育てる。

3)歴史に見られる国際関係や文化交流のあらましを理解させ、我が国と諸外国の歴史や文化が相互に深くかかわっていることを考えさせるとともに、他民族の文化、生活などに関心を持たせ、国際協調の精神を養う。

4)身近な地域の歴史や具体的な事象の学習を通して歴史に対する興味や関心を高め、様々な資料を活用して歴史的事象を多面的・多角的に考察し公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てる。

 以上の学習指導要領に沿って、授業は実施されなければなりません。この後ご紹介させていただく現行の歴史教科書は、はたしてこの指導要領に準拠したものといえるでしょうか。ご自身の目でご検証下さい。

 平成12年度、中学校で使われる「歴史」の教科書は7社あり、そのタイトルと発行所は、先の下記の通りです。

中学社会 歴史的分野   (日本書籍)

新編 新しい社会 歴史  (東京書籍)

中学社会 (歴史的分野) (大阪書籍)

中学社会 歴史           (教育出版)

中学校  歴史      (清水書院)

社会科  中学生の歴史  (帝国書院)

中学生の社会科「歴史」 (日本文教出版)

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