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2003/4/

2002/1/26 年賀状が出せなかった私からの寒中お見舞い

すばらしい出会いを頂いたみなさんへ

寒中お見舞い申し上げます。
日頃のご無沙汰を悔やみながら、人生一区切りの御礼とご挨拶を申し上げます。
年が明けて、私も数え年の42、男の厄年を迎えました。
男の42歳は、本厄といって災難や事故の多い年回りといわれております。
気にされる方もあったりして、同級生で飲んでいても、何となくそんな話題が上がったりします。まっ、しかし、同様に初老の祝いと言って息災をお祝いする歳でもあります。とにかく、40年も生きてきたら、体のどこかに不具合が起こってもしょうがないんだろうけど、40歳で4キロ泳いで42.195キロ走ってしまえる健康をお祝いしなければならないのかなぁーと感じている今日この頃です。

やはり、一区切りなのでしょう。
そういう意味では、長年お世話になった青年会議所も昨年末で卒業致しました。青年会議所は、40歳になった年の12月末で卒業という組織で、一昨年の年の瀬ぐらいから、少しづつ寂しくなってきていたのです。昨年は、ブロック(愛媛)では直前会長、LOM(宇和島)で監事という役を頂き、少し離れたところから組織を見る時間をいただけました。私にとっては、40歳以降の人生を考える良い1年でもありました。

具体的には、1月には、仲間と共に宇和島市長選挙の公開討論会を実現いたしました。多くのみなさんのご協力で、前回の愛媛県知事選挙で実現にいたらなかった悔しさを払拭してあまりある盛り上がりと市民のみなさんのご評価を頂きました。また、その準備期間中の意見交換などをメールでやりとりしたり、準備の進捗状況をホームページで公開するなど、なるべくたくさんの方に加わっていただけるよう努めたのですが、年末年始の忙しい時期を挟んだ準備期間であったのに、とても効率よく当日までの準備が進みました。そしてまた、告示日から投票日までの休止期間を経て、その仲間の絆をムダにするまいとその仲間でメーリングリスト「uwajima_dmlうわじまづくり会議」としてスタートを致しました。ほんとうにITを実感した一事業でした。

2月には、あの悪夢の「えひめ丸事故」。あれは、市長選の興奮がさめやらぬ2月10日のことでした。事故の第一報は、そのメーリングリストからのメールでした。ちょうど、会議に入っていて、テレビなどから情報を得られない状態でしたので、携帯へ入ったメールで事故のことを知りました。「無事であれば・・・」「どんな事故?」「知り合いは居ない?」、不安と心配が頭の中でうづまき、それは怒りにかわりました、将来ある生徒達の学びの場がこんなことで破壊されて良いはずがない!

その後も、メーリングリストへ安否を気遣うメールや何かできないかというメールが入り、やりとりがありました。最初が、宇和島水産高の掲示板への心ない書き込みへ対応する先生方のサポートがてきないか。皆が交代で24時間体制を組めば情報の錯綜を防げるはず、現場の先生方だけでは大変なはず、水産高を早速訪問。しかし、学校側も苦悩、激励のメールや協力の申し入れ、ありがたい書き込みがほとんどの中、やむをえず閉鎖を決定したとのこと。

次が、漁船と潜水艦の事故という誤った報道を行う一部海外メディアへの疑問、捜索打ち切りという情報に対する憤り、続行を願う発信をせねば、それも、市長名で公式なアッピールを、市役所に駆けつける、市役所も手一杯のよう、「じゃー私たちが」そうして寄り合ったのもネットで集った有志でした。「英文メッセージの作成」、原案を作り、会議で帰ってきた市長を捕まえて内容の吟味、それを夜中の12時前に翻訳担当の友人へ送り、朝には英語に訳されてメールで届く、英文を市長に転送、OK。休日返上の市の電算課にデータを持ち込む。当然、公式アッピールは、市の公式なアカウントから発信すべき、個人のメールアカウントからの発信とは信頼度が違う、いくつかの海外メディアからのレスポンス、その対応も皆で協力。英文の市公式サイトの立ち上げ、どうせなら市長の肉声で訴えられるように!市長が移動の車中で文案をチェック、市役所で録音。アップーロード。
あっという間の作業。
その後も数日は、私たちでできることはないかと、問いかけながら積極的に活動を続けました。そして、「捜索続行と船体引き上げを要請する署名集め」、全国のJCや仕事関係、地元出身者のネットワークなどなど趣味のトライアスロン・ランニング仲間まで通じてあらゆるみなさんに署名協力の依頼をさせていただきました。こうして、ご挨拶申し上げる皆様方にも、多数お骨折りを頂きました。
本当にありがとうございました。
署名の整理も私たちの呼びかけに応じて何人ものボランティの方にご協力を頂きました。

とても悲しい出来事ではありましたが、全世界のみなさんからの励ましやご協力を得て、人と人の繋がりというものをあらためて感じた、人の温かさをあらためて感じることのできた機会でした。

そして、個人的にも、市民と行政の関係を考える良い機会となりました。

7月から9月には、地方紙に週一でコラムを書く機会をいただきました。主題を地域作りにおいて、13回の寄稿を致しました。(詳しくは、私のホームページをご覧下さい。)

また、11月からは、宇和島市の補助金等検討委員会の委員長に任ぜられ、すべての補助金について予算をつける担当部署からヒヤリングを受けました。
その結果も出せる範囲でホームページに掲載をして参ります。

そうして、ばたばたと一年を過ごし、少しは自分の顔に責任が持てる人間になってきただろうかと思ったりしますが、人生今からが勝負と、夢の実現に向けていっそうの研鑽に励みたいと思っております。

来月には、JCの先輩と後輩がご苦労いただいて、こんな私の初老の祝いの会を開いていただきます。
私のような者のお祝いの世話役を申し出てくれた方々には、本当に感謝をしたいと思います。そんなみなさんと出会ったのもJCであります。時には、頭に血を上らせて議論をした仲間であります。

そんな仲間をとともに、今回メールを差し上げるみなさん、お一人お一人と共に、ささやかであっても爽やかな、次代をつくる力となりたいと思います。

長くなりましたが、最後に、
皆様方の各地でのご活躍をお祈りしながら、健康ですばらしい未来が皆様と共に創造できますことを祈りながら送信のボタンをクリックいたします。

今頃、JCは京都会議の真っ最中、
本日も朝から補助金検討委員会で最終の答申案を作っていた武田から力を込めてメールいたします。

 

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宇和島漬物食品株式会社
  常務取締役 武田 元介
http://www.kenkoude.com
(社)日本青年会議所
四国地区 愛媛ブロック協議会
 2000年度会長   武田 元介(宇和島青年会議所)
   motosuke takeda
mail:m_takeda@kenkoude.com
k-mail:motosuke-t@ezweb.ne.jp
http://wwwi.netwave.or.jp/~mot-take/index.htm

宇和島トライアスロン協会
  監事 武田 元介
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2001/12/1 卒業生スピーチ(於:卒業式&忘年パーティー)

昭和36年丑年生まれ
強烈な個性の団塊の世代とスマートで要領のいい新人類とに挟まれて、
    一見、頼りなさそうで、おとなしく、ぶきっちょで、お人よしの体育会系。
             なんとなく居心地が良かったJC
初めて行った例会は、おごそかで、少し異様。
   歌を歌って、何とか宣言だとか。
     ほんのちょっと年が違うだけなのにえらくオッサンに見えました。
そのオッサンの流麗なスピーチ、男気を感じさせるリーダーシップ。
    会議の後は必ず飲み会、
        みんな元気やわーー、話題も豊富やし。
学生運動の余韻を残す先輩と、おこぜの座敷で激論
    時間を忘れて、なんでこんなにと思うぐらいむきになって
故郷に戻っての仕事に、なんとなく毎日を過ごしていたボクたちが、
    地域のことに目を向けるきっかけがJCでした。
      町であった友達をJCに誘う、知らぬまにそんなボクになっていました。
いろんな人がおって、勉強になるど、はいらんか
               そんな腐れ縁の同級生も卒業していった。
おい、おまえのことを先輩とよぶんか。
    「長いことおったけどなんちゃ役やれなんだい」と言いながら、
      卒業間近の飲み会で、「JCに入って良かったや」と言ってくれた
                            
        さそーて良かったい。
体育会系のり、そんなところが肌に合いました。
    口は悪いけど、すごく面倒見のいい先輩。
      生意気を言ってしかられたボクを
 「おまえ一人ががんばってもかわらんど」あれは、バラードのカウンターでした
同期入会のおおとら会、飲み助がようもこんなにあつまった。
     残念ながら卒業できなんだやつもおるけど、良い仲間です。
         そして、おまえらがおる間はと、ずっと卒業式に来て下さる先輩。
水上ショーの舞台で警備がてらに夜遅くまで酒を飲みました。
         当日の舞台での理事長挨拶、聞いてるだけでしびれました。
そして、委員長の子供さんの交通事故、突如副委員長が代行、
         あの懐かしの観光開発委員会
              あれがきっかけで、理事を目指した先輩もいました。
初めて連れられていった京都会議。
    まちにあふれるJC、京都会議は必ず雪がふるそうです。
          場所が京都に変わっただけでいつものメンバーで飲み会
              若い僕を気遣って夜中まで一緒につきあってくれましたね。
    翌朝は、凛とした空気の中で
            会頭の所信がすがすがしく心に浸み行って来たかな?
それ以来、大会に出るたびに、
    「よしヤルぞ」「負けるもんか」と、気持ちを新たにしました。
 いつの間にか、今年の会頭は話が下手なネー、そんな生意気まで言うようになって
でも、「上手なスピーチと、人の心を打つ話は違う」と
        ちょっとばかし、弁が立つからと生意気になる僕にそっと教えてくれました。
張り切ってやった出向者報告、
  「TPOをわきまえよ」と、しかってくれたのも先輩でした。
          一緒にしかられた先輩ともそんなんで仲良くなれました。
来年は理事にならんと!委員会から理事選挙にとおすんど、
   そうして理事になっていく先輩、
           「選挙を受けたかった」というぼくに
                 「チャンスを生かせ」と言って聞かせてくれた先輩
初めての理事会。
    解らないことだらけ、理事やのに発言が少ないと生意気を言うぼくに、
        理事会いうのはねーーと、2次会でたっぷり教えてくれました。
理事選挙で当選。
  張り切って副委員長、京都会議から帰ったら委員長がやめてました。
    武田を委員長でええやないか、そうして応援してくれた先輩ありがとう。
港町フォーラム       あの会議はいったいどうなったんでしょうね。
    ブロック会員大会・ガイヤカーニバルの企画・JC35周年・市政70周年コンサート
         一つ一つの事業が自分の糧になっています。
どんなに疲れていても、「ちょこっと行くかな」といって、
       メンバーを気遣う理事長の姿、体は大切にして下さい。
       JCで半ズボンはいけんぞ、そう言ってくれたのも先輩でした。
                              今になって、やっと解ってきたような
こんなこともありました、ある先輩の会社と自宅の火事、
     メンバーが集まって片づけを手伝う
         例会よりも多いことないかと冗談を言いながら、
            お礼を言う、先輩の目は真っ赤でした。JCで良かった。
委員会事業の打ち上げで、飲めない酒を無理して飲んで
            2次会ではずっと寝ていた委員長もいました。
理事会での生意気な発言に、
    あんな言い方したら、相手がいやな気がするやろーが、
            2次会でこんな風に言うんやが、そうして諭してくれました。
委員長の方針とは合わないです。
    こんなんじゃー副委員長できません、そうして困らせた先輩とも
               それで仲良くなりました。
初めての委員長、これぐらいのこと一人でできるが、
    でも、一年が無事だったのも副委員長やメンバーのおかげでした。
                       来年は、もっとがんばろう。
委員長の役目、副理事長の役目本当にいろいろと教えてもらいました。
    そして、自分が副理事長、なんとしてでも自分の担当委員会の事業は成功さすぞ
              一生懸命走りました。
そうして頂いた理事長のポスト
     若くてリーダーシップ不足のくせに、有頂天になりそうなぼくを
            たしなめてくれる先輩もいました。
理事長は、直前理事長を全うして初めて理事長といえるんぞ。
      酒の席で罵倒するボクを
            にらんだだけで怒らなんだ年上の次年度
                先輩のほうがやっぱずっと大人でした。
直前として、神戸の震災の支援へ参加、
      震災で子供を失ったJCネット仲間の会頭の
 「私は、この震災が避ける事のできないものであったのなら、この年に会頭を命ぜ
  られていてよかったのだと思っています。」
                そんな言葉に涙を流したのも昨日のことのようです。
それからも、毎年毎年、特別委員会の企画を持ち込んで、
      若いメンバーを集めて委員長を何度もさせてもらった。
                ワガママ言ってすんません。そして、ありがとう。
ブロック会長を宇和島から、何度も会社に足を運んでくれた先輩や後輩。
    おかげで良い経験をさせてもらいました。
          景気も悪いのに、いつもいつも北へ南へ西へ東へ
                「会長を男にせんと!」思い出すだけで涙が出らや
                ほんとありがとう。
真剣になる姿の美しさ、我がまちを愛することの喜び、
               各地で一生懸命がんばる、
           人知れず人のためにつくす人のいることを知りました。
辛かったこと、嬉しかったこと、感動したこと。
    学べば学ぶほど、自分がいかに小さいかを思い知らされました。
       そして今、共に歩んできた友との、なつかしい思い。
あんなに楽しみにしていた最後の全国大会。
    急に仕事が入っちゃって、とうとう行けなかった。
       「卒業しとーないけん、行かんでええんてや」
                そうして強がる自分がほほえましく思えました。
そういやー、委員会には必ず来るのに、
    二次会になると、いつもこっそりと抜けていったやつもいたよな。
                JCを続けられるだけで感謝せんといけんのよ。
こんな話も
    仕事やJCでほとんど、かまってやれない子供から、
      「ボク大きくなったら、お父さんみたいにJCに入りたい」
              そう言われたと自慢げに  いいね。
           僕には子供がいないけど、その気持ちようわからや。
みんなJCが好きなんよね。  ・・・・そんな仲間が宝でした。
       JCでいてよかった。そう思いました。
「最終年度だから、無理しないでいいですよ」楽をしてくださいと理事長。
      大事にされればされるほど、自分の居場所がなくなっていくようで・・・
武田さんがおらんと、雰囲気が変わってしまうねーっ、
    それってええ方にとったらええんやろー、なー、次年度さん
思えば、みんなが新入会員で入ってきた時、
    本当にこいつら大丈夫か?って思ったよなあ。
                         あれから何年・・・
「2001年JC宣言」来年1月から宇和島でも読みます。
       武田さんの意見もありましたが うんぬん
          ええんやが、みんながええと思ったら読んだらええんど
みんなが一回りも、二回りも大きくなって、
          まぶしいくらいに、輝いて見えるよ。
ガンバレヨ! まかせたぞ! 困った時は、いつでもこいよ!
    ・・・いや、時々は、  誘ってくれよな ・・・
本当にありがとう、
    大好きなJCを、大好きな仲間と共に、
       ここまでやってこれたこと、 走り続けてこれたこと・・・
生涯一Jaycee、みなさんと共にあったJCの誇りをもって、
       一人の市民として、さわやかに生きていくことを、
                      ・・・・心に誓っています。


2000/12 「宇和島JCニュース12号」
1年間ありがとうございました。
 ゴール間近!宇和島JCからは新津先輩以来14年ぶりのブロック会長輩出ということで、私としては宇和島のプライドを大切にして、全てに積極的な参加を心がけました。しかしながら、そういう私の意志とは裏腹に、私には足りないものが多くありました。また、私に全うできるだろうかという不安を感じる時期もございましたが、それをカバーしてあまりある宇和島JCの歴史と力のバックアップがあったのです。予定者として会員会議所会議構成メンバーとお会いしたときには、宇和島JCより出向ということでポールポジションを頂いたように感じたものでした。
 実際の活動の上では、ブロックはどうあるべきかという問題提起でスタートしたブロックでありました。宇和島の歴代理事長を始め多くのメンバーとお話をした経験から2000年だからとか私が会長だからといって特別な何かを求めるお話も致しませんでした。また、組織としてもLOMの各担当テーマ事の委員会から出向して頂く委員長会議を4つ設置して、LOM間の情報交流をお願い致しました。大きな事業は、会員大会と会員研修だけでありました。
 本来ブロックは、LOMの求めに応じて、LOMを横断して取り組む問題や、県あるいはそれ以上のエリアを対象として検討すべきテーマに対して機能すべきものなのです。会長の思い一つでもって、年々に活動内容をいじることは戒められるべき事とさえ考えています。ブロックがどうあり何をすべきかは、メンバーの議論によって決定されるべきなのです。そのことを常に意識して、会議や懇親会の席でメンバーとお話をしてきましたが、ゴールに近づいた今、あらためてそれが正解だったと感じています。まずLOMがあり、そしてブロックがある。そんな当然のことを感じているのです。
 変わること変えることも大切、変えずに守っていくことも大切。そう思っています。奇をてらって改革をうたうことは簡単であります。イベントで盛り上げることは簡単であります。お金を使って、大きなことをやることは簡単であります。
 地味なことを地味に続け、人と人のつながりの中で会う一人一人と話し合い、工夫をして、着実に運動や思いの輪を拡げられる。そういう一年であったと思います。公式訪問でも、理事長の所信や理事長のご挨拶を受けた形で、またその地域の抱える問題についてそれぞれ別のテーマでお話を致しました。懇親会でも、お一人お一人とできるだけじっくりとお話ができるようにつとめました。
 94年に理事長のチャンスを頂いて以降、意義のあるJCを実現するため力を抜かず走り続けたつもりでおります。それがみなさんの目にはどう映ったでしょうか?JCの理想をもち、夢を実現するために充実した日々を送っているつもりでおります。時には嫌われ役になることを承知でご意見させていただきました。みなさんの反発を承知でスピーチをしたこともあります。しかし、わたし自身そのことを後悔もしていませんし、かえって満足感すら有ります。今、ブロック会長としての務めを終える時期を迎え、その満足が今まで以上に私の心からあふれ出していることに気づきます。「熱く語り合いましょう。幕末の志士のように!」
 西村理事長始めメンバーのみなさん、 松為専務を始めとしたブロックスタッフのみなさん。たいへんお世話になりました。
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2000/11 愛媛ブロック事業報告/日本青年会議所提出用
 本年度愛媛ブロック協議会では、「OLD&NEW 事実を事実として捉える力 夢を実現する力」をスローガンとして、4会議・3委員会で活動した。@青少年委員長会議【夢ある次世代を育む「地域の先生づくり運動推進」事業推進担当】各LOMが行う青少年開発系事業は、各々に歴史があり思い入れのあり、また、新しい学級崩壊などの問題に取り組むLOMもある。ここでは、各LOMの活動の実例や今後の方向性、現在抱える問題点等の情報を交換し、それら事業を取り巻くJC外の方と懇談会を行い、報告書としてまとめた。A社会開発委員長会議【夢を描ける「まちなか創造運動推進」事業担当】同じ県内であっても、各々のまちによってまちづくりのテーマも違えば、まちづくりに活かしていくべき歴史的文化的素材も特有なものがある。しかし、手法の上で共通するものがあり、他のまちが犯した失敗を同じように繰り返す必要もない。そこで、本会議では各々のまちで取り組むまちづくりの情報を交換して、自分たちのまちで活かせるまちづくりのヒントを見いだすこと、そして、まちづくりに取り組んでぶつかる問題点の拾い上げをした。ブロ協とあわせて行った委員長会議の他に、講師(高知社会教育主事 矢田氏・和泉JC大植君)を招いて2度の情報交換会を行った。B指導力開発委員会【対話のできる「たのもしいひとづくり研修」事業担当】各LOMの研修系事業と各人の持つリーダー像を話し合った開校式、徒歩行(20q)・林先輩(リンタツ氏)講演・居酒屋道場・早朝の座禅という古いタイプの1泊二日の研修、心華寺の斯波住職を迎えた新しい仏教講話による研修、車座で人の指導力について“対話”のテーマで語り合った閉校式、計4回の研修を開催した。C地区GTS支援委員会議【四国地区GTS支援】地区のGTS委員長を当ブロックから輩出をするにつき、輩出する限りは人数集めよりも内容や事業のあり方について議論することに時間を割きたいということから、GTSについての討議を会員会議所の議案に上げたほか、地区委員長(直前会長)を交えた臨時の理事長懇談会を開催して意見交換を行った。カンボジアへのGTSには理事長の8割が参加し、地区内参加者の半分以上を当ブロックの参加者が占める事につながった。また、終了後、メンバー全員対象のアンケートを行い、報告書と供に小冊子にとりまとめ、地区内他ブロックへも配付をした。DJCえひめネットワーク委員会【広報渉外HP担当】会員会議所会議等の会議をペーパーレスで行うことは休止し、Eメールを利用した事前の議案資料の配付と意見交換にネットワークを利用することを心がけた。また、議事録もHP上に掲載し、過去の年度の議事録もあわせて掲載をした。また、希望委員会・会議の掲示板を準備し、オンライン会議への利用を促進した。E総務委員長会議【「新しいことに取り組んでみよう」事業担当】組織の要である総務委員長が集まる本会議体では、「新しいことに取り組む」土台としての組織として、原点に返ったロバート議事法の勉強会(手法よりもルールの趣旨や理念を中心として)と、会計監査人グループの一色君を迎えてLOM会計の勉強会を行った。組織にとって不変であるべき基本的なルールの勉強会となった。Fブロック会員大会連絡会議大洲JCのホスピタリティーあふれる設営で、手作りの大会となった。特に知事と11LOM理事長・私が対論する記念事業「知事とJCが語る地域の未来」では、事前に予定した以上の案件にも踏み込んで対話が行われた。懇親会では、屋形船を40隻準備して鵜飼いを楽しみ、飲むほどに語り合えた充実した懇親会となった。Gスポーツ交流/西条JC主管のスポーツ交流では、ドッジボールで思いっきり勝負にこだわったLOM対戦を行い、終了後は、アサヒビール園を貸し切った懇親会で、LOMの垣根を越えた交流を行った。H事務局グループ/予定者会議を3回、京都会議でのブロックナイトの設営、役員会・会員会議所を各5回、臨時を含めて3回の理事長懇談会を開催した。以上、総括には、言葉足りませんが、本年1年間ご協力いただきました関係各位に心より感謝と御礼を申し上げ事業報告と致します。
【戻る】

2000/9 内山JC10周年記念誌お祝い原稿
 
内山青年会議所が10年間の輝かしい歴史を記念してここに記念誌を出されること、(社)日本青年会議所愛媛ブロック協議会8百余名を代表して心からお祝い申し上げます。
 1990年に設立の準備が始まり、1991年全国で760番目のLOMとして認証をされて以来、はや10年の年月がたちました。郷・流・時・代のメインキャッチのもと、皆様方が蒔かれた一粒の種は、内子・五十崎の大地に根を張り、どんな花を咲かせましたか?どんな果実を実らせましたか?
 本年度、小野理事長は「内山らしさ 10年目の挑戦!〜交流・創造・行動〜」のスローガンを掲げて、基本方針の中で青年会議所の歩むべき方向やあるべき姿を議論しようと呼びかけ、本年を、「青年会議所にしかできないこと」「内山らしい青年会議所とは何か」を見つめ直す年と位置づけておられます。まさに、郷土を愛し同じ理想と行動を共にする青年が集おた創始の思いを喚起しようというものです。私も、自らへ問いかけながら、みなさんに改めてお尋ねします。みなさんは「何のためにJCを創ったのですか」「何のために皆が集まり、心一つに活動を続けているのですか」。
 このまちは、地域の先人が育み、みなさんが暮らし、未来永劫にわたって生きとし生けるものに引き継がれるべきまちです。だからこそ、みなさんは設立当初から「内山らしさ」を唱え、行政区を越えた地域づくりシンボルとしての「竜王開発」事業に始まり広域まちづくりの勉強会、常に環境問題や青少年問題に目をやり年度毎に個性ある取り組みを続ける地道な未来づくり事業、大凧合戦や笹祭りなどの古くから続く地域事業への積極的な参加、また、内子座(歌舞伎・文楽)や竜王公園(コンサート)を利用したイベント事業(近き者よろこび、遠き者きたる)での情報の全国発信など、さまざまな活動をしてこられたのではないですか。また、愛媛ブロック・四国地区へも、岡田歴代ブロ長はじめ多くのメンバーにご出向いただきました。1995年にはブロック会員大会のご主幹を頂きました。 同じブロック内で活動をしている私どもも、まさしくJCのエッセンスがてんこ盛りの内山青年会議所には、多くのことを学び元気を頂いたように思います。心より感謝を申し上げます。
 そして、内山青年会議所の皆様には、10周年という記念すべき本年を契機として、新世紀へ向かって更に地域社会の信頼に応えるべく、大きく翔かれんことをご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。 
 夢をはこび 人はつなぎ ふるさとは流れてゆく
 創造の一滴を今再びここへ
 流れに一滴を加え 更に大きな流れを
 物語にあたらしいページを加えよう
【戻る】

2000/8 大洲JC45周年記念誌お祝い原稿
 (社)大洲青年会議所が45年間の輝かしい歴史を記念してここに記念誌を出されること、(社)日本青年会議所愛媛ブロック協議会8百余名を代表して心からお祝い申し上げます。
 1955年に全国で91番目のLOMとして認証をされて以来、本日に至るまでの歴代会員諸氏のご努力に深い敬意を表すとともに更なる発展に向けて現役諸氏の旧に倍するご活躍を期待するものであります。
 まもなく、新しい世紀がスタートいたします、7月には高速道路の南予延伸の緒となります、大洲インターまでの開通も致しました、まさに、大洲地域の新時代の幕開けであります。しかし、相変わらず日本を取り巻く経済状況は厳しく、ますます混迷の状況を呈しています。この時代、私どもはいかに考動すべきなのでしょう。私はこの混迷の時代を逆にチャンスとして捉えたいと考えています。この経済的混迷や人心の荒廃の問題を解決するために、今こそ青年会議所活動で培った力でもって考動することを求められているのではないかと考えているのです。それは、短期的な経済優先の政策からの決別であり、真に終の棲家としてのふるさと地球づくりに帰するものと考えています。
 本年、大洲青年会議所では、「磨け自ら!輝け自ら!新たなる挑戦 友情と交流と対話あるJC」のスローガンのもと過去に築き上げられた歴史と伝統を基として新たなる50周年へのラストスパートとして様々な事業に取り組まれています。50周年を見据えた会員の拡大、韓国霊光JCとの交流を地域どおしの交流につなげようという国際交流事業、大洲の環境をよくする会や肱川流域のネットワークの充実など、まさしく古きを基として新たな展開を進められています。また、15年ぶりとなるブロック会員大会のご主管を頂き、大成功を治めていただきました。これも、メンバーの皆様のご努力の賜と心より感謝を申し上げます。会員大会で育まれたメンバー間の絆は、ブロック全体に広がり、2000年の記念すべき会員大会としていつまでも語り継がれるものとなったと思います。皆様のたゆまぬご努力により、ここにすばらしい大洲青年会議所があるということをお示しいただきました。
 メンバーの皆様には、45周年という記念すべき本年を契機として、新世紀へ向かって更に地域社会の信頼に応えるべく、ますます磨き輝かれんことをご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
【戻る】 

2000/7「宇和島JCニュース7月号」
あれから一年 〜ブロック会員大会を終えて〜
昨年、新居浜の会員大会で「ブロックのあるべき姿は?」「ブロックは何をなすべきか?」そういう問いかけでスタート致しました。予定者段階から、できる限り各LOMの理事長の意見を聞くことに努めました。その為会員会議所会議(ブロックの役員と各理事長の会議)の時間が押してしまうことも多々ございました。公式訪問でも、私がもてる限りの問題意識でもって各LOMごとに問題提起をして参りました。そして、それらをメンバーとお話をすることに時間を割きました。懇親会でも、各テーブルを回って酒を酌み交わしました。また、会員会議所会議の他に次年度の地区やブロックのあり方を議論する理事長懇談会を2度開催して、次年度会長候補の推薦や選定の決定に繋ぎました。次年度井原ブロ長予定者のご挨拶を聞かれたでしょうか、今年の議論の結果やLOM重視の対話の姿勢は、2001年に引き継がれるのです。私たちは、21世紀の素晴らしいスタートに役立てたのです。今、バトンゾーンに入りました、井原次年度にたすきを渡すまで一生懸命走ります。その間に、彼・2001年の愛媛ブロックは十分に加速してくれるはずです。私たちは今年以上に、ブロックに関わっていきましょう。けしてマイナスにはなりません。なぜなら、ブロックのあり様を決めるのは皆さんご自身だからです。どんなに良い音のでる鐘も打つことをしなければその音を引き出すことはできませんから・・・。ブロックという鐘は皆さんに打っていただくことで、音を出し続けます、残り半年よろしくお願いいたします。【戻る】

2000/6 ブロック会員大会記念誌・会長挨拶
 みなさん、ようこそ伊予の小京都水郷大洲へ、ようこそ第30回愛媛ブロック会員大会へいらっしゃいました。
 いま世界は新しい千年紀を迎えて、日本でも戦後もっとも大きな変革期にあると言われます。しかし、今は昨日の数時間後であり、明日は数時間後に必ず訪れるのです。すなわち、社会の変革は必然であり、よほどの災害でもない限り人類に明日はあるのです。なにも21世紀になったから何かを始めなければならないとか、大きな変化があるという難しい問題ではないのです。私たちは、環境の変化を感じ取りながら、古くても新しくても「なすべきことをなし、なさざるべきことは成さぬ」そういう、至極当然な価値判断を続けていけばよいのです。新千年紀だとか、21世紀は方便でしかないのです。ただ、こういう機会を利用して、何かのスタートを切ったり、今までのことを振り返ったりする、そういう手段として利用すればよいのです。
 皆さん、2000年度前半戦の実践と感動を大洲の地で語り合いましょう。そして、2000年度後半戦へそして21世紀への思いを語り合いましょう。
 雨粒が集まって流れる肱川の流れのように、水が土を運び物を運び情報を運び地域を育んできたように、 一人一人の思いが大きな流れとなって、新しい21世紀の愛媛へと連なっていくことになるでしょう。
 「夢」を語り合いましょう。「勇気」を持って。
 新しい時代がどういう時代であっても事実を事実として捉える「勇気」があれば、「未知」と感じる「未来」も、「夢」が実現する「未来」となります。
 「友情」と対話が、「勇気」を与えてくれます。「勇気」をもって、新たなる一歩を進めましょう。
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1999/9「評議員会予定者会議」【自己紹介文】
 自ら表して「旧くて新しい人」でしょうか。94年に理事長を務め、時に、小原会頭の1年。自己改革推進派を自任し、パソコンのキーをたたき、ノーネクタイにウォーキングシューズで各地を走り回りました。そして、いつの頃からか「人生体力勝負」とランニングシューズを履いて走り始めました。たぶん、歴代の評議員の中で、最もタフなアスリートでしょう。次のレースは、しまなみ海道スーパーマラソン(100km)目標8時間。ですから、レース前は、煙草とアルコールはお断りです。私の周りで煙草を吸わないように。ハッハッハ。一緒に走りませんか。他に、自転車と水泳もやってます。正しくは、ランナーではなく、トライアスリートです。            【戻る】


1999/5「宇和島JCニュース5月号」
6月13日 (社)宇和島青年会議所 45周年記念イベント
8時12分スタート
 記念ゴルフコンペ 於 宇和島カントリークラブ 三間コース 会費 3千円
豪華景品多数/目標20組/ダブルペリア方式
※じゃがいもメンバー以外の方・初心者の方もどうぞ、式典・懇親会準備の都合もありましょうが、ご希望の方は優先的に早い組といたしますので、ふるってご参加ください。
18時
 記念式典     於 リジェール宇和島 イターナルホール
                      旧農協会館2F大ホール
       45年の歴史と21世紀への飛躍
19時
 懇親会      於 リジェール宇和島 イターナルホール 会費 5千円
                      旧農協会館2F大ホール
       明日の活力を生む/OBの方との交流を中心として
   記念ゴルフ表彰式/OBインタビュー・記念ビデオ・牛鬼太鼓20周年
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記念事業の途中経過

「ガイヤ大使」ネットワーク事業
この事業は、圏域出身者で圏域外に住まわれている方や、圏域に何かのゆかりのある方、そして圏域に関心のある方まで含めて、「ガイヤ大使」ネットワークに加わっていただきます。今の宇和島圏に対する思いや未来の圏域づくりへの意見など頂戴してよりよいまちづくりに役立てたいというものです。圏域からは、観光、物産、まちづくり等の情報を、郵便・インターネットなどで発信していく考えです。また圏域内に協賛店を募り、大使の方々に何らかの特典サービスを受けていただけるような、システム作りも計画しています。
 大使の方々への特典やご協賛の内容については、みなさんから広くご意見を募集中です。
 ガイヤ大使の募集も引き続き行っております。まもなく、募集用紙もできあがります。
皆様からのご推薦も再度お願いします。

「ガイヤ大使」支援PR事業
ネットワークの力は、その質もさることながら、数に負うところが大きいものです、そういう意味で、「ガイヤ大使」を如何にアピールし、拡大し、いかにして継続していくか。そのあたりを対外的にアピールできる象徴的な戦略を展開いたします。予算的な制約もありますが、マス媒体の利用も含めダイナミックな企画を検討中です。

南極交流事業
◆  事業イメージ
  宇宙飛行士の毛利さんと地元の子供たちが、映像と音声でまるで隣にいるような感覚で交流できた場面を、「南極と宇和島」で演出する。
◆  事業コンセプト
極地という異空間で研究に携わる隊員と子供たちの交流によって、子供たちの心には、私どもが想像するものを越える、夢や勇気が育まれるものと考える。
  また、環境を一つのキーワードにして、地球レベルで考え地域で行動出来る子供たちを育成する機会としたいとも考える。
◆ 事業概要
1. 実施時期
 99年8月から11月の間で南極側の日程に併せ、学校の授業の日程等を調整する。
2. 対象、人員
 小学校高学年児童 40人以下
3. 実施要領
 事前に参加児童に南極に関するレポートをお願いして、基礎的な知識を習得してもらう。レポート作成中に生じた疑問点などを当方で整理し極地隊員にお知らせする。
 当日は、「しらせ」艦長に海上にお越しいただき、南極についての講演を頂く。(15分程度)子供たちの南極に対するイメージがわいたところで、あらかじめ用意した極地に関するスライドを映し出しながら、会場と極地とを衛星通信回線により接続し、艦長のコーディネートにより会場の児童の質問に極地隊員に答えていただく。(40分程度)
 質問は主に事前に提示したものとなるが、展開上その場での質問にも応じていただきたい。
 可能であれば適宜映像を交信し臨場感を演出する。映像の交信が困難な場合はお答えいただく隊員の写真等を送っていただき、随時スライドにて映写し、児童に親しみがもてるよう配慮する。
4. その他
 文部省 国際学術科 南極事務局
 防衛庁 海上幕僚監部 南極支援室のご協力を得て、鋭意準備中。    【戻る】


1997/12 98年度総会資料/JC元気のモト特別委員会事業計画
 委員長  武田 元介
 副委員長 本山 陽子
  委員   今城 広文  木下 祐介  清家 大介  林 昌宏 保脇 邦彦  和田 明彦

事業計画
@宇和島市と周辺町村の関わりを考える
  宇和島JCメンバーとして、日吉村商工会青年部メンバーとして
 チームリーダー 今城 広文
 ○事業主旨
  主題について、各自が実際に見たことや体験したことを委員会等で報告し、まちづくりの中で「広域」「連携軸」についての問題提起を行い、ブレーンストーミング等の手法を使ってメンバーの自覚を促し、意識の向上を図る。また、JC事業への反映と、メンバーがJC外で関わる周辺の活性化の一助としたい。

A青少年開発事業についての考察
  チームリーダー  木下 祐介
 ○事業名称    自然のかたち、人のかたち
 ○事業目的
  健全な子供たちこそ、地球のかけがえのない財産であると考え、子供たちを対象とした新規事業について考察する。
 ○事業内容
  青少年委員会事業の積極的支援とともに、タイアップによる新規事業の検討も進める。また、過去の青少年事業についても振り返ってみる。
  その中で、子供たちに明るい笑顔と強い心を育む一つの手段として、自然にふれることによる人づくりについての事業化を考える。

B地球に住む私たち。地球市民Jr養成遠足
  チームリーダー  清家 大介
 ○事業概要
  鬼ヶ城を中心とした宇和島市・北宇和郡・高知県などの子供たちに鬼ヶ城登山(同じポイントを目指して各地から登山)を通じて地域を越えた友情の輪を育んでもらい、山頂から自分たちの住んでいる町、そしてその向こうに広がる大海を望むことで視野の広い先見性を養うとともに、自分たちのまちを見つめ直してもらう。
  まちとまちの境界は、人間が勝手に決めたものです、宇宙船から見ねと地球に国境など見えないのです。かけがえのない地球に住む仲間同士、共創と共生を学んで欲しい。

C「みんなでこの時代を乗り切ろう、不景気なんか吹き飛ばせ」ミーティング
  チームリーダー  林 昌宏
 ○事業趣旨
  会員皆、それぞれの仕事を持ち、毎日忙しい中、また、不景気な時代にがんばっていらっしゃると思います。
  悩みごと、行き詰まりはないでしょうか。そこで、会員間、または外部の人でもいい。情報交換、異業種の交流により、何か一つのきっかけ、ヒントが出てくるかもしれない。明日への光が見いだせるかも知れない。  メンバー同士の協力も大きな力になるのではないでしょうか。98年1月、多くの新入会員が加わってくれます、今までとは違った考えの人、また今までなかった業種の人も会員になると、新しい流れが出来るかもしれません。
 ○事業内容
  諸会合への講師を招いての経営セミナーの実施
  会員同士の仕事上の悩みの相談や話し合いの出来る場設営についての研究と実践
  会員企業の仕事・商品PR情報の交換。情報交流の推進についての方策検討と実施

D「98地球市民の日」事業推進
  チームリーダー 保脇 邦彦
 ○事業名称「地球市民の日」with「楽市楽座」
 ○事業目的
  一人ひとりの行動原理となる「心のスタンダード」を確立するため、全国3,500万人のコア世代と共に、地球市民意識を育む運動を全国的な規模で展開する事により、それぞれが地球市民としての生き方を考える気付きを共有するという「地球市民の日」全国運動展開に呼応した形で宇和島での事業への具体化を目的とする。 
  私たちコア世代が、親として、地域住民としての視点をもち、未来を担う子供たちや学生と一緒になって実践してみる。それにより、新しい価値観を見出し、目指すべく新人間社会を支え行動できる新しい地球市民を作りたい。
 ○事業内容
  子供たち(親子)と学生を募集し、まちづくり委員会の「楽市楽座」事業のフリーマーケットの中で、家庭で要らなくなった物や使われなくなった物を販売することを体験してもらう。それによって、ある家庭では「ごみ」同然のものであっても、他の人にとっては役立つ物として、新たに活用してもらう事ができるということを経験し、「人・金・物」の流れを感じてもらう。

E奉仕活動の再考
 チームリーダー 和田 明彦
○事業目的
  いろいろな立場の方々に接し、行事に参加し、青年会議所としての奉仕の再認識のチャンスとしたい。また、各が福祉への取り組みについて考える機会としたい。
  多くの情報を発信することによって、一人でも多くのメンバーやメンバーの家族や友人などが参加できることになり、それによってボランティァの裾野を拡げたい。
 ○事業内容
  いろいろな施設(障碍者・高齢者・児童等)と連絡をとりあい、それらの施設の行事をお手伝いし、ふれあい活動を行うことによって共生の精神を学ぶ。
  それらについて、多くのメンバーが参加できるように、行事に関する情報発信を行う。

事業予算
 事業名(テーマ)                予算額
@宇和島市と周辺町村の関わりを考える 40000
A青少年開発事業についての考察    40000
B地球に住む私たち。地球市民Jr養成遠足   40000
C「みんなでこの時代を乗り切ろう、不景気なんか吹き飛ばせ」ミーティング
                              40000
D事業名称「地球市民の日」with「楽市楽座」 40000
E奉仕活動の再考                 40000
本部予備費                     10000
合計                         250000           【戻る】 


1994年 総括

                          理事長 武田 元介

 スローガン「地球との調和(ハーモニー) 未来(あす)への展望」を頂き、40のマークのもと、節目の年の一年、特に政策の連続と事業の継続を唱い、組織改革・自己改革の必要性を説いた一年でありました。なんと一年のあっという間に過ぎ去ることか。昨年忘年会の席上、浅野理事長より39年の歴史あるバッジを受け、その重みを感じ緊張のスタートを切った若輩の私でありましたが、会員の皆様方・諸先輩方の暖かいご指導とご協力により、その重責を果たすことが出来ました。有り難う御座いました。

 1994年度を振り返り、総括を致します。

(1)組織改革・自己改革について

 昨年、理事長予定者の指名を受けてより、だれもが負担感なく実践・参加できるまちづくりを目指して変革を訴えました。負担感をなくすというと、やもすれば、手抜きのマイナス思考のように想われがちでありますが、あくまでもプラス思考の自己改革として方向性を打ち出しました。一般に、負担感がどういう場面で感じられるかというと、目的のためでなく組織のための運動(目的と手段の取り違え・JCの為のJC運動)という問題であったり、運動より運営に手間(運営と運動のバランス)がかかっている問題であったりといった、自分たちの負担に対し達成による満足の量が少ない場合であったり、また、満足の質の問題で満足が単に自己満足であると感ずる場合であります。よって、そのプラスの方向性は、“無理をするのがいやである”という“負担をなくする”こととは全く意味が違うものなのであります。つまり、今言う“負担感をなくす”ということはJC運動を続けていく上では、逆に有意義なる負担が増えるという場面を意味するわけであります。

 例えば、周年事業にも、「各地の青年会議所へのPRよりも、市民の皆さんに如何にアピールするかということに手間をかけたい」として自己改革を具体化致しました。他LOMへ足を運んで周年の式典や懇親会への登録をお願いするという負担はなくなりましたが、如何に市民に解ってもらうかとか、市民の皆さんと供に歩む姿勢を見て頂けるかとか、如何にすれば供に歩みを進めて頂けるのかとかいうような、事業の中での葛藤は決して負担のないものではありませんでした。

 1995年ブロック内では、3つの会員会議所で周年が迎えられますが、全てが懇親会や式典・他LOMへのPRよりも、市民へ向いた周年事業というスタンスをとられるようであります。私どもが、本年選んだ方向は、確実に趨勢となっているわけであり、負担感のない負担をどんどん背負っていこうと言う大きな流れは既に止められないものであると考えます。

 しかし、改革はスタートを切ったに過ぎません、「JCのためのJC運動という問題」「運営と運動の問題」等々、解決しなければならない問題はより根本的な組織の見直しに拠らなければならないかもしれません。弛まぬ努力で、よりよい組織に変革を続けていきましょう。その為には、各々が互いに多様化する価値観を冷静に認め合い、尚一層の自己改革が必要であると改めて認識を致しております。

(2)政策の継続について

 この点については、長期政策策定会議運営委員会・環境運動推進会議運営委員会という2つの委員会を設置して、「まちの将来像づくり」と「環境問題への取組」の点について、“長期的な視野でもって話し合う場を持とう”というお願いをして参りました。とかく、JCはその組織が単年度で再編されることと、年度の独立性(不可侵という不文律があるような)の尊重の為、政策の不連続の問題を指摘されるわけですが、この40周年の節目の年に、周年の記念事業とうまく整合性を持たせながら、継続の方向性とその必要性の認識は高まったように感じます。

 事実、1995年には本年の政策の継続を主眼とした特別委員会(まち未来特別委員会)の設置を頂きましたので、着実に政策継続の充実が進められていくことと考えます。

(3)各委員会の運動状況にいて

 各委員会の活動状況については、コメントをさせて頂くにとどめ、後頁の各委員会による事業報告に詳細は譲ります。

<総務委員会>

二宮・木原担当理事のもと、組織の要の委員会として、準備委員会の段階での予算組みから12月の最終例会までたいへん多忙な委員会運営を頂きました。特に、公式訪問例会後の初のエリア合同懇親会・6月の創立記念例会・9月の参加意識でもって100%を達成した総参加例会等々JCの運営に係わる重要な作業の中で、例会・組織・運動のあり方等々について常に問題意識を持ち行動して頂いたと思います。組織改革・自己改革元年として充分な位置づけが出来たのではないでしょうか。

<広報渉外委員会>

 三浦・大内両理事のもと、JC内でのプレス・JC外への広報の両面から、事業展開を進めて頂きました。本年のJCニュース紙面の充実とプレスとしての意識ある報道姿勢は、今後の広報のあり方に示唆を与えるものと信じます。特に、会員夫人の原稿を多く採用されたり、JCニュースのカラー版発行にも取り組んで頂きました。しかし何よりも、月2度の委員会に取材にと多忙な事業の中で育まれたメンバー同士の信頼関係はメンバーにとって素晴らしい財産となることでしょう。

<会員拡大委員会>

 宇都宮・平井両理事の元、新入会員の獲得・会員研修・経営アンケート・園児と環境問題を語る保父研修等々、多くの事業で会員資質の向上・意欲の増大に貢献頂きました。特に、委員会内を各事業別に明確に担当分けして企画を進める委員会運営は、次代を担うメンバーの育成に大きく貢献したものと考えます。

<会員交流委員会>

 矢野・井上の正副委員長の元、多事な周年の年の”清涼剤”的な事業を実施頂きました、「楽しく」という委員長方針で進められた一年、新年会から卒業式・忘年会まで、大変にお疲れ様でした。

<長期政策策定会議運営委員会>

 長いスパンの政策の欠如と継続の必要性を考え、ビジョン作りから行動計画まで含めた、長期の政策について話し合って行くことが必要ではないかと考えて設置を提案させて頂き、西村・宮下正副委員長の元、政策策定をご考察頂きました。しかし、現実には周年の記念事業の実働部隊として動く場面が多く、まさに短年度の取組では如何ともし難い課題であったようにも省みます。しかし、本年の貴委員会の真面目な取組は、真摯に話し合うという組織の力ある基本的土壌づくりについて確実にスタートを切らせたと言えましょう。

<環境運動推進会議運営委員会>

 まちの長期的なビジョンの中で”環境”を捉え、私たちが自ら環境運動に取り組んでいこう。「さて、どう取り組むべきか」話し合う場を持ちたいと考えて設置させて頂きました。

 40周年記念事業のメインカテゴリーが環境問題への取組であり、その実働部隊としての役割も委員会で果たして頂きました。たいへん多事な一年でありましたが、水野・芝正副委員長の元、セミナー3回・例会アワー2回の実施により根付いた会員の環境意識は今後の事業展開に一つの継続を産むことでしょう。

<宇和島まつり企画特別委員会>

 浅野・佐藤正副委員長の元、メンバーには各常設委員会副委員長にご出向頂きました。周年の各事業と同時進行のまつり準備でありましたが、滞り無く盛大の内に、まつりを終えることが出来ました。

<40周年事業企画特別委員会>

 宮出・平正副委員長、メンバーに各常設委員会委員長にお願いを致しました、政策の連続と継続の必要性、自己改革・組織改革を念頭に置き、まちのビジョン作り・環境運動への取組をテーマとして様々な事業にお取り組み頂きました。ご企画頂いた様々な事業は、全国的にも注目のものであり、きっと明日への展望を開くものでありましょう、ブロック内はもとより全国で話題となる周年事業を実施頂きました。

(4)終わりに

 この充実の一年を意義深く終えられますのも、常に相談にのって頂きました宮出常任・浅野直前を初め三役の方々、示唆に富んだ総評を頂いた西野・渡邊両監事、変革の価値観を各々が咀嚼し自ら実践して頂いた上田専務・清水副専務、また日本青年会議所「もったいない運動推進特別委員会」へご出向頂きヒューストンで行われたJCIエリア会議でコーディネーターまで務めた井上(和久)君、同じく日本青年会議所「企業の環境運動推進委員会」へご出向されバリのビジネスコンファレンスで通訳を務められた島原君、愛媛ブロックでは全国で注目されている「エヒメ夢ネット」のサブディレクターとしてブロック内ネットワークの拡充にご貢献された平君、ブロックトレーニングスクールへご出向頂いた内山君・宇都宮(功)君・中川君・松為君、そして周年の多事な事務局運営を完璧に進めて頂き、パソコン導入・JC−NETへの対応も速やかに理解頂き、利用推進頂いた事務局の浅野さん、皆さんのお力添えの賜と心より感謝を申し上げます。

(5)そして

 最後に、次年度佐々木理事長に対し絶大なるご支援を宜しくお願いし、

『今年何が出来たか、何をやってきたか』という事を受け継ぐのではなく、

『どんな思いでそれらを行おうとしていたか』という心をまず受け継いで頂きますよう重ねてお願いを申しあげます。

「いつか、誰かが」でなく、「今、私たちが」

 

付記)
本年でご卒業の7名を筆頭に、運動を支えていただきましたメンバーの皆様方本当にありがとうございました。

そして、いつも、会員の青年会議所活動をご家庭で支えていただき、

本年は特に、半透明ゴミ袋の利用をお願いいたしました、ご婦人の皆様方には、たいへんお手間をとらせました、本当にありがとうございました。                                            【戻る】 


1994年度社団法人宇和島青年会議所 理事長所信

T まずは、
 JCとは、けっして、お金や暇のある人がやる、慈善事業ではありません、それは、JC宣言に唱えるところの、「変革の能動者たらんとする青年」の集まりであって、「個人の尊厳」を最大の目標とし、自由主義・民主主義・平等主義・福祉主義・平和主義を基本原理として、「変革」を行っていく組織なのであります。
 それ故に、私たちJCは”宣言文”に
 「個人の、真に豊かな生活」
 「自立した、快適で活力ある地域」
 「自由と公正を保障する国家」
 「世界の平和と繁栄」
 「地球上のすべての人と共に生きる」 とうたうのであります。

U それでは、
 実際に基本原理をどのように具体化し、変革していかなければならないかを述べてみます。
・自由主義
人の人権を制限できるのは、他の人の人権のみであります。国家にしても、地方自治体にしても、個人を越える価値を有するものと考えてはなりません。つまり、人の自由を制限出来るのは、他の人の自由であり、全体の利益のために自由を制限できるという考え方は排除しなければなりません。全体の利益でもって個人の自由を制限することは、決して許してはならないことなのです。そこで、私たちに求められるのは、多数者として数の理論を展開するよりも、”個人”と”個人の集団としての多数者”の調整をなす組織として行動することであります。そしてそれは、企業人として、個人として直接的な便益を求めて動かない我々であるから出来ることでもあるのです。
・民主主義
 ナポレオンの帝政やナチズムが、国民の絶大な支持によってなされたように、民主主義には、それ自体を目的化し、それで満足してしまうという罠があることを忘れてはなりません。あくまでも、民主主義は手段であって目的ではないのであります。つまり、制度をより民主主義的なものにすることは大切なことですが、それを目的としてしまうと、真の目的である「個人の尊厳」の達成が不可能となる場合があるということです。すなわち、民主主義的制度に裏打ちされた人権侵害が為される可能性があるのです。そこで、私たちは、”民主主義は個人の尊厳を達成するための手段”であることを確認し、民主主義的選択の結果について、いつも、その結果が「個人の尊厳」の達成に資するものであるかどうかチェックしていく目を持たなければなりません。
・平等主義
 資本主義の発展に伴い、形式的な平等主義のもとで、様々な社会問題(貧富の格差等)が発生しました、そこで、形式的平等の生み出した不平等を除去するという意味での実質的平等も平等主義の内容とされました。しかし、現在においても、あらゆる場面で形式的平等と実質的平等のどちらをどの程度優先させるべきかを考えていかなければなりません。特に、国家や地方公共団体等による平等への関与は、時に自由を侵害するものとなるため、それぞれの部面で両者を調整し均衡させることの必要性を訴える組織として行動しなければなりません。
・福祉主義
 消極国家のもとでは経済的弱者の尊厳を満たすことは出来ないとして、国家に各国民の個人の尊厳を保障しろという要請が生まれ、国家によって自由を保障するという福祉主義が発生しました。しかし、この国家による福祉を第一義的なものにしてしまうと、それは、福祉という制度による他の人間の自由の侵害という危険を持つものとなる可能性があります。すなわち、福祉は人の心に生まれ、人の心の営みとして具体化されるものでなければなりません。
・平和主義
 米ソ冷戦構造の終焉、イスラエルとPLOの平和条約の締結等、数年前までは考えられなかった変化が起こっています。それはすなわち、自分たちの町や国だけの平和を考える時代が終わり、地球全体の平和を求める地球主義的意識が多くの人に育まれてきたからに他ありません。つまり、我がJCにも地球市民としての政策決定が求められています。

V 例えば、
 JCは、様々な社会の矛盾を解決するために、基本原理の内容を具体化する運動を続けて来ました。
 例えば、近年の「こんな規則いらない運動」「地方分権・規制緩和運動」「地域主権国家化」は、統治体系において自由主義を具体化するものであり、「政治改革・選挙制度改革の推進」は、国民の主権行使を実効あるものにする民主主義の具体化であります。また、「地球市民としての環境問題への取り組み」や「国際貢献」は、全世界の人々が平等に安全に生きる権利を保障する、自由主義・平等主義・平和主義の具体化であります。

W そこで、
基本方針を以下のごとく根拠づけて1994年の指針として頂きたいと思います。
1.21世紀へ向けた新たなるまちづくりのスタート
 本年40周年を迎えた宇和島JCは、当然のことながら、50周年への十年の内に、21世紀を迎えます。そこで、10年程度の支間で達成を目指す行動計画を立て、その長期政策の内の大きな問題の解決を目指す中期的な行動計画を立てることが必要ではないでしょうか。具体的には、本年の内に地域主権社会実現の為の長期政策の策定、環境問題に関する事業計画作りのスタートを切らなければならないと考えます。
2.環境問題に取り組む事業の推進
 私たちの豊かさや快適さのつけは、地球全体に広がっています。その汚染の量は、自然浄化能力の限界を超え、高度な科学の発展によりその汚染の質も、自然の力では浄化できないものとなっています。そこで私たちは、責任を次世代に押しつけることなく、全地球的な視野で環境問題を考えていかなければならないのではないでしょうか、特に、私たちのまち宇和島は、経済的にも海利用型産業に依るところが大きいわけで、生活排水の処理も自然に頼っているわけですから、水の問題一つ捉えても大きな環境問題を抱えたまちであると言えます。
 そこで、私たちとしても、まずは”自分たちの身の回りの自分たちでできることから”環境問題に取り組む事業の推進が必要であると考えます。
3.地域主権社会としてのまちの基盤づくりの推進
 「地域主権社会とは自らの責任に基づいて、地域の意思を実現できる社会」(93年JC東京会議行動宣言より)と定義されます。
 地域主権社会作りの内容である「地方分権・規制緩和」の動きは、遅々としているけれども、変わることのない流れであります。しかし、地方への権利委譲という”権利を得る”ことには必ず”責務”が伴うものであって、その権利委譲に耐えうるまちの基盤作りが必要となってきます。その基盤とは、地方行政主体の規制をも跳ね返す、真に主権者たる市民の主導による、まち作りの基盤でもあると考えます。
4.地球市民としてのJAYCEEづくりの推進
 私たちの行動は、自分の家庭や、企業そして、生活しているまちを原点として行われなければなりません。しかし、平和意識は変化し、奥尻島での地震被害や鹿児島の台風被害は言うに及ばす、地球の裏側のことでも身近に感じ、心配し、援助事業に協力します。また、日本が物質的な豊かさを享受している今も、その豊かさを生産するために犠牲になっている国があることに気づきました。また、環境破壊からほど遠いと思われていた遠洋の海洋哺乳類の細胞の中から高濃度のPCBが発見されています。利己的に自分の住んでいる国(地域)だけが平和であれば良いという考え方ではならず、私たちJAYCEEにも、地球全体を視野に入れた、地球市民としての行動が求められます。
 また、「JCをやっているから、市民として、住民として、経済人としての義務や責任をおろそかにして良いということはありません。」(小原予定者所信より引用)何らかのかたちで、リーダーシップを発揮しようと思えば、高い意識を具体化する行動の前に、当たり前のことを当たり前にやれるという日常が必要なのであり、その日常の中で、市民と共に考え悩むことが必要なのであります。
 そして、会員のあり方については、創業者や2世、有力会社のエリート社員に限らず、意思ある人を間口を広くして迎え入れるべきであると思います。名刺の肩書き(仕事や資産などまで含み)がその人の価値の程度とは一切関係ないことを再確認することが必要であります。私たちJAYCEEは、考え方や意識の高さという点でエリートであるべきで、信条や哲学を持ち、そしてそれを行動に移せる人こそ、メンバーにふさわしい人なのであります。
5.40周年を節目とした今後のJCづくりの推進
過去の青年会議所活動は、地域社会への奉仕という意味でたいへん有意義な展開をして参りました。しかし、現在において、けして意味を失ったというわけではありませんが、時代が変わりゆとりが生じてきた今、レベルの高い各種のボランティア団体が生まれ、JCのやってきたことを行うようになってきています。つまり今、JCには”何か違った要請”に応える組織への改革が必要であると思われます。
 そこで、捨てるべき形式は大胆に捨てるべきであり、形骸化した部分をそぎ落とすシェイプアップが必要であると考えます。
 そして、何よりも、単年度制による、無責任や政策の不連続と決別しなければならないと考えます。

<スローガン(行動テーマ)>
 地球との調和 未来への展望

<基本方針>
1.21世紀へ向けたまちづくりのスタート
2.環境問題に取り組む事業の推進
3.地域主権社会としての基盤づくりの推進
4.地球市民としてのJAYCEEづくりの推進
5.40周年を節目とした今後のJCづくりの推進

<事業方針>
1.創立40周年記念式典及び記念事業の開催
2.地球市民として、地域の環境問題を考えた事業計画の策定
3.市民主導型まち(地域主権社会)づくりを実現する長期政策の策定
4.地球市民としてのJAYCEEの内部的拡大(会員意識・資質の向上)と外部的拡大(広く会員を募る)事業の実施
5.組織・規則・慣例等の見直しによるJCの自己改革の実施

<運営方針>
1.能動的参加による事業の推進
2.効率的(無駄のない)ロムの運営
3.華飾を廃した参加形態の確立                                  【戻る】